【事前に難易度を教えます】ふるさと納税の確定申告のやり方を解説

D タックスプランニング

今回の記事では、ふるさと納税の返礼品を受け取って、それを楽しんだ後の手続きについて説明します

寄附をする自治体の数が5つ以下の方は、ワンストップ特例制度を活用することにより手続きが簡単になるのですが、今回は6つ以上の自治体に寄附をして、確定申告が必要なケースを説明していきます

この記事を読んでもらい、手続きの難しさの度合いを知ってもらって、この程度ならやってみようと思う人が増えてくれれば幸いです

確定申告の日程と場所

✔ 申告日程:2月16日~3月15日
✔ 申告場所:納税地を所轄する税務署

確定申告の時期は大変混雑するため、大きな確定申告会場が用意されています

そこでは説明員が配置されていて、とても丁寧に教えてくれます

最近では、コロナ禍における混雑緩和のため、入場整理券が必要なようで、いつ行っても良いというわけではないようです

そこで登場するのが、e-Taxを使った電子申告です

何度も経験して慣れれば問題ないのですが、その領域に達するまでは少しハードルが高いかもしれません

しかし、国税庁もこれまで通りの確定申告を続けることは難しく、e-Taxの活用を推進するために、使いやすさを追求して、色々工夫をしてくれているようです

事前準備が必要なこと

ここからはe-Taxによる申告を前提に説明していきます

e-Taxそのものの使い方は、国税庁の確定申告サイトの中で動画が作成されています

とても分かりやすい素人向けのものなので、ぜひ活用してもらえば良いと思います

そこで、ここでは申告時に必要なものを紹介します

ズバリ必要なものは次の4つです
① 寄附金受領証明書
② 対象期間の源泉徴収票
③ 還付金受取用の口座番号(本人名義)
④ 本人確認書類(マイナンバー、運転免許証ほか)

ここで聞き慣れないのが①寄附金受領証明書だと思います

これはふるさと納税をした後、寄附した自治体から後日送付されてくるものです

たくさんの自治体に寄附していた場合は、その数だけ保管しておく必要があります

寄附をしてから確定申告までに1年以上経過することもあるため、失くさないように気遣いするのも大変です

実際に申告してみた

もう一回言います

実際の手続きの全体像は、国税庁作成の分かりやすい動画を見て確認してください

本当によくできています

ここでは寄付金額を入力する部分だけを説明します

入力方法は2種類あります
① 個別の寄附金受領証明書から入力する方法
② 寄附金控除に関する証明書のxmlデータがある場合

(ふるさと納税サイトが一括でまとめた証明書)

少し手間な①について解説します

入力の元となるのは保管してあった証明書であり、寄附年月日寄附した自治体寄附金額を個別に入力していきます

個々に入力した寄附金額の合計である301,000円が記載されています

(寄附先が多いと、入力しても読み取ることはできません)

寄附金控除額は、2,000円が差し引かれ299,000円と記載されています

そして個別の税率から算出された還付金額が、△105,094円と記載されています

※これには医療費控除分も少し含まれています

これは所得税の確定申告をやっているので、所得税の還付金額となります

銀行口座を確認したところ、1月29日に申告したものが、2月14日には入金されていました

かなりのスピードで処理された印象があります

同様の情報をもとに住民税(市民税、県民税)の控除額も計算されます

5月に発行される住民税の決定通知書を見ると、市民税158,607円県民税39,652円が控除されていることになっています

この金額が翌年度の住民税の金額から差し引かれることになります

最初の一歩踏み出そう

こんなにお得な制度であるふるさと納税に対して、なかなかスタートに踏み切れない理由は、次の3つに集約されるのではないでしょうか

申告手続きに対する戸惑い
② 書類保管の面倒くささ
③ 得をした結果の不明確さ

申告手続きについては、動画で事前に確認しておけば大部分の戸惑いはなくなります

寄附金受領証明書などは、受領したあと確定申告までと、その後5年ぐらいは保管する必要があります

几帳面な性格でなければ面倒くさいでしょう(いずれは電子化されるはずですが)

結果の不明瞭さについては、役人を信じるしかありません

それでも相当にお得なのは間違いありません

ぜひ始めましょう!

そして何年も続けましょう!

せっかくのお得な制度をしっかり活用しましょう

何度も言います、面倒な手続きはありますが、それでも間違いなくお得な制度です

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