直近では、株式市場は調子が悪く、投資をしようという気にはなれないのかもしれませんが、巷ではNISAやiDeCoが盛んに宣伝されているので、投資信託に興味が出てきている人は多いと思います
その中でも注目されているのは、インデックスファンドで、人気も高く、YouTubeなどを見ても常に推奨されています
では、なぜインデックスファンドは人気なのでしょうか?
なんとなく運用商品を選んでしまう人、いつも営業マンの言われるがままに選んでしまう人、そのような人たちに向けて、その理由を整理してみました
インデックスファンドとは
投資信託の分類方法は、対象地域(国内、海外・・・)、対象資産(株式、債券、不動産・・・)などのほか、運用方針による分類方法があります
それがアクティブ運用とパッシブ運用(インデックス運用)と言われるものです
Activeとは能動的(積極的)という意味であり、アクティブファンドは指数の変動を上回る利回りを目指したファンドです
アクティブファンドは、ファンドマネージャーが企業の取材等を通して、様々な調査・分析をすることで、組入銘柄を決定し、投資判断を行っています
Passiveとは受動的という意味であり、パッシブファンド(インデックスファンド)は指数の変動程度の利回りを目指すファンドです
インデックスファンドは、組入銘柄が基本的には指数の構成銘柄と同一となり、銘柄の調査や分析といった手間がかからないため、低コストで運営することができます
≪アクティブファンド/インデックスファンド比較表≫
アクティブファンド | インデックスファンド | |
運用目標 | 指数を上回る | 指数に連動する |
組入銘柄 | 調査や分析を通じて 優良な銘柄を厳選 | 指数と同様の構成 |
手数料 | 高い | 安い |
インデックスファンドは、ベンチマークであるインデックスを構成している全てあるいは代表的な銘柄群を、インデックスと同じ比率で保有することで、インデックスとの連動を実現しています
どんな商品があるのか
代表的なインデックスとして以下のようなものがあります
✔ 日本株式:日経平均株価(日経225)、東証株価指数(TOPIX)
✔ 米国株式:NYダウ(ダウ平均株価)、S&P500指数、ナスダック総合指数
なんとなくニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか
≪代表的なインデックスファンド≫
✔ eMAXIS Slim全世界株式(三菱UFJ国際投信)
✔ SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIアセットマネジメント)
✔ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
最近は、外国(米国)株式への投資が人気のようです
人気の理由はこれです
インデックスファンドのメリットとデメリットを整理してみると、
≪メリット≫
・投資信託の中でも、運用コストが低く、手数料が安い
・指数に連動する商品であり、多数の銘柄に分散投資したのと同じ効果がある
・メジャーな指数は毎日ニュースで報道されており、それに連動すると値動きが分かりやすい
≪デメリット≫
・指数に連動するということは、指数以上のリターンは望めない
・メジャーな指数は大きく変動するものではないため、短期間での大きなリターンは得られない
ここで注目したいのが、メリット中にある「値動きが分かりやすい」という点です
「世の中全体が調子が良いから自分は儲かっている」これが分かりやすい感覚ですよねぇ
もし自分が損をしていても、「世の中と同じならしょうがない」そう思えれば気持ちが楽ではないでしょうか
これが投資初心者にウケている理由であり、全体として人気の理由だと思います(なんといってもプロは少数派ですから)
インデックスファンドは、難しいことは考えなくても良い「ストレスフリーの投資商品」だと思います
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