子供や孫に財産を譲ろうとしている人、そこまでの思いはないものの、何かをあげたいと思っている人はたくさんいると思います
贈与を考える時は、相手の負担まで考えることが必要です
プレゼントなのだから、当然喜ぶだろうと思っていても、思わぬ落とし穴があるかもしれません
今回は、そのような贈与する時のよくある失敗例を紹介します
事前に知っておけば、その穴に落ちなくても済むでしょう
ぜひ覚えておきましょう
よくある5つの失敗例
失敗例①:高価なものをプレゼント
宝石、車、マンションなど、社会通念上相当と認められないもの(常識の範囲を超えるもの)をプレゼントすると贈与税の対象となります
せっかくのプレゼントをもらっても、え〜税金払うのぉ?と嬉しさ半減となりかねません
失敗例②:不動産を安く売る
身内だからといって、不動産を著しく安く売ると贈与税の対象となります
タダであげたわけではありません、あくまで売却したんです、だからいくらでもいいのでは?というわけにはいきません
失敗例③:2人から110万円ずつもらう
贈与税の基礎控除額が110万円だからといって、父母からそれぞれ110万円をもらうと合計220万円をもらったことになり、贈与税の対象となります
基礎控除額は贈与した側ではなく、あくまでもらった側の基準です
失敗例④:名義預金
親が子供の名義で勝手に預金していたものは、子供自身がもらったことを認識していなければ、贈与したことにはなりません
後々、相続税の対象となってきます
うまくやったはずなのにと後悔することになるかもしれません
失敗例⑤:亡くなる直前の贈与
亡くなる直前に財産を減らしておこうと、慌てて贈与しても相続税対策にはなりません
亡くなる前3年以内の贈与は相続税の対象となります
さらに2024年からは、3年以内が徐々に7年以内へと移行していきます
失敗した結果はこうなる
失敗例①②③は、もともと贈与税などかかると思っていなかったのに、支払わないといけない可能性が出てくるものです
失敗例④⑤は、あえて贈与をしておいて、相続税を減らそうとする意図もあったのでしょう
しかし、そうはうまくいきません
いずれのケースも想定していたものとは異なる負担が出てくることになってきます
失敗しないためにやるべきこと
贈与税にしろ、相続税にしろ、税金の話なわけですから、税金のプロである税理士に任せるのが間違いない方法です
でも高い、しかもとても高い、プロですから
税金を払った方がいいと思うぐらい高いです
そこで、素人でもできることを考えましょう
損はしたくないと思うなら、自主的に勉強をしましょう
しかし、闇雲に勉強していてはモチベーションも上がりません
そこで、資格取得の勉強を始めてみては?
何をどれだけ勉強すれば良いのかがはっきりします
FPなんかはもってこいです
独学でもある程度のところまでは行けます
知っていると知らないでは、損得に大きく影響しますよ
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