【会社で数字を扱う人向け】覚えてほしい電卓の便利機能3選

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仕事の種類によっては数字をたくさん扱う人もいます

会計士、税理士、経理事務、給与計算などなど、そういう仕事をしている人にとっては電卓は必須アイテムです

よほどそろばん(暗算)が得意な人はさておき、ほとんどの人にとって電卓は超便利なツールと言えるでしょう

四則演算(加減乗除)だけでも十分に使い道のあるツールなのですが、もう1歩踏み込んで、ぜひ覚えて欲しい機能を紹介したいと思います

裏ワザと言われるマニアックな使い方ではなく、よく使える機能の紹介です

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電卓の歴史

電卓とは、電子式卓上計算機の略です

世界初の電卓は、1960年代の初めに英国のメーカーにより開発されています

その後、日本でも1960年代の中頃にかけて、シャープ、カシオ、キャノン、ソニーなどが次々と自社製品を発売しています

当時の電卓は、重さが20kg、価格が50万円というような大きくて高価なものであり、一般の人が持つようなものではありませんでした

そこから小型化競争・価格競争が急激に進み、卓上ではなく手のひらに乗り、数百円から数千円程度で手に入るものへと変わっていきました

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電卓3大メジャーのキーに大差はない

日本国内で一般電卓と言えば、カシオシャープキャノンでしょう

電卓売り場に行くとほとんどこの3社です

足す・引く・掛ける・割るが基本的な使い方ですから、各キーの種類に大差はありません

数字と足す・引く・掛ける・割る以外で、各社ともに機能として備わっていて、これを使えると便利ですというものを3つ紹介したいと思います

メーカーごとにキー表示が異なりますので、ここではシャープ製の電卓を前提に説明していきます

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グランドトータル機能

「=」を押して得た答えを自動的に合計し、連続した計算の総合計を求める時に使います

類似の計算を繰り返し行い、最後にその結果を全て合計する時に便利です

300 ✕ 2 = 200 ✕ 2 = 100 ✕ 2 = 「GT」 ⇒ 1,200

=を押すことで、GTメモリが機能して結果を記憶していきます

最後に「GT」を押すことで総合計が表示されます

メモリ機能

「M+」:結果をメモリに加算する

「M-」:結果をメモリーに減算する

「RM」:メモリに記憶させた数値を呼び出す

「CM」:メモリに記憶させた数値を消去する

入力結果や計算結果を一時保存して、別の入力結果や計算結果と加算・減算を行う時に使います

計算結果を単純に総合計するだけならGTで良いのですが、減算を間に入れたり、メモリに記憶させた数値を呼び出して、そこからさらに計算を続けるような場合は便利です

300 ✕ 2 「M+」 400 ✕ 2 「M+」 200 ✕ 2 「M-」 「RM」 ⇒ 1,000

300 ✕ 2の加算と400 ✕ 2の加算と200 ✕ 2の減算の計算結果を呼び出している状態です

さらに、2 ✕ 「RM」 = 2,000

記憶させた数値を再び呼び出すことができます

「CM」でメモリを消去しない限り、メモリに記憶しておいた数値をどこからでも呼び出すことが可能です

途中の計算結果を紙のメモに記入しながら計算する必要がなくなります

しかし、複雑な計算に活用しようとして操作を誤ると大変ですので、行き過ぎには注意が必要です

「R・CM」というキーになっている場合は、1回押すと「RM」、2回続けて押すと「CM」の役割をします

クリア機能

どれも入力したものを消去するためのキーですが、何を消去したいかによって使い分けができます

≪「CA」クリアオール≫

電卓内の全ての情報を消去する時に使います

表示されている数値のほか、計算過程、GTメモリ、メモリなど全てです

計算をしていてよく分からなくなったら使います

計算の苦労が水の泡になってしまう機能ですが、間違った計算結果になるくらいなら「CA」を押してしまいましょう

≪「CE」クリアエントリー≫

表示されている数値のみを消去する時に使います

計算中に誤入力してしまった場合、その数値だけを消去して、正しい数値を入力することができ、最初からやり直しということになりません

長い計算をしている時にとても便利です

500 + 300 + 100 「CE」 200 = 1,000

電卓に100が表示されている状態で、「CE」を押しているので、100だけが消去されます

≪「C」クリア≫

GTメモリとメモリ以外の数値を消去する時に使います

メモリー機能を使って計算している途中でメモリは残して、その後の計算の過程を消去したい場合に使います

「CA」と「CE」の中間的な機能です

300 ✕ 2 「M+」 400 ✕ 2 「C」 200 ✕ 2 「M+」 「RM」 ⇒ 1,000

メモリーに残っている600(300 ✕ 2 「M+」)はそのままにして、その後の400 ✕ 2が消去されます

「C・CE」というキーになっている場合は、1回押すと「CE」、2回続けて押すと「C」の役割をします

まとめ

電卓には他にもいくつかのキーが付いています

例えば、√(ルート)、税込/税抜き、5/4(四捨五入)などです

ある特定の場面では使えるでしょうが、その頻度が高いとは言えません

たまに特殊な機能を使うと、操作を誤り計算間違いにつながります

計算を間違わないための便利グッズのはずなのに、本末転倒ということになります

今回紹介した3つの機能は活用場面が多いものです

自分もよく使います

だから覚えて欲しい便利機能3選として紹介しました

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