【海外旅行初心者の方へ】海外旅行保険の最低限知っておくべきこと

「海外旅行保険」って知っていますか？

「当然知っているよ」「何を今さら？」と言う声が返ってきそうですが、初めて海外旅行に行く人にとってはどうでしょう？

旅行に出かける時に、保険に加入しなければいけないという感覚はあるでしょうか？

海外旅行は、国内旅行に比べて、トラブルが発生する可能性は高くなります

例えば、手荷物の紛失・破損、交通事故、感染症、テロなどです

また、海外ではケガや病気による治療代も高額になってきます

最近では、海外旅行もネット申し込みが多くなってきているので、保険についてアドバイスしてくれる人もいません

なので、海外旅行保険について最低限のことは知っておきましょう

海外旅行保険とは

海外旅行保険とは、海外旅行中に予期せぬトラブルに見舞われた時に、そこで生じた金銭的負担をカバーしてくれる保険のことです

正式には、海外旅行傷害保険という傷害保険の一種ですが、ケガや病気の治療費だけではなく、身の回り品の紛失や破損、航空機の遅延や欠航、他人への賠償など、旅行中における各種リスクを総合的に補償してくれる商品です

どんな内容が補償されるのか

主な補償内容は以下の通りです

トラブル	種類	事例
健康	✔ 傷害死亡・疾病死亡	・ケガまたは病気が原因で亡くなられた
	✔ 傷害後遺障害	・旅行中のケガが原因で後遺障害が生じた
	✔ 緊急歯科治療費用	・旅行中に急に歯が痛くなった
	✔ 治療・救援費用	・階段で転倒して骨折 ・盲腸で入院 ・ケガや病気で長期入院し日本から家族が現地に駆けつける
	✔ 疾病応急治療 　　　　　・救援費用	・旅先で旅行前にかかっていた病気が急激に悪化
荷物	✔ 携行品損害	・スマートフォンを盗まれた ・カメラを落とし壊してしまった
航空機	✔ 旅行事故緊急費用	・航空機に預けた手荷物が出てこない ・悪天候で搭乗予定の航空機が飛ばなかった ・列車が運休したため急きょタクシーで空港に向かった

この他にも、お湯を出しっぱなしで寝てしまい、水浸しになり、修理費を請求されたなどの個人賠償責任に対応したものもあります

どこで加入すればよいのか

海外旅行保険にどこで加入するかは、概ね以下の5つに分類されます

その特徴と合わせてまとめてみました

以上のことから消去法で選択すると、

クレジットカード付帯は、補償内容が十分ではないのでNG

旅行代理店や保険代理店は、親切ですが余分なオプションもつきそうなのでNG

十分検討する時間があり、ネットに抵抗感がないなら、インターネットがベスト

もし忘れてしまった場合は、空港の自販機がお勧め

海外旅行保険で最低限知っておくこと

保険に加入するかどうかの判断基準は、リスクに対して、自分の貯金で賄い切れるかどうかだと思います

つまり、身の回り品の紛失や破損ぐらいなら何とかなります（嫌なものですが）

航空機の遅延や欠航による費用負担も同様ではないでしょうか

しかし、ケガや病気による治療代はそうとも言い切れません

日本では医療は福祉ですが、海外ではサービスです

ちょっと入院するだけで、ちょっと手術するだけで、高額な治療代を請求されます

こういう時にこそ必要なのが保険です

したがって、補償内容はあれもこれもと考える必要ななく、ケガや病気による治療代の補償に集中すべきです

死亡や後遺症障害に対する補償などは、通常の生命保険に加入しているはずです

身の回り品の紛失や破損については、諦めることも必要でしょう

また、保険会社選びについては、保険料を比較して選べばよいと思います

保険に加入して心配なのは、補償を受ける前にその会社がなくなってしまうことです

しかし、旅行中の数日間で会社がつぶれることはまずないでしょう

どうやって加入するかによって保険料が異なることもありますが、毎月支払うものではないので僅かな差です

海外旅行保険に関して最も重要なポイントは、必要な補償内容の保険に忘れずに加入することです

「あなたは海外旅行保険に加入済みですか」とは誰も聞いてくれませんから