生活保護制度は最後のセーフティネット、活用前に最大限の自助努力を

A ライフプランニング

生活保護ってイメージ良くないですよねぇ

できれば活用したくないと思うのが普通です

日本には、この生活保護を受けている人は200万人ほどいます

全体の1.6%程度です

世帯数だと160万世帯ほどですので、全体の3%程度になります

高齢者の単身世帯に多いとなると、このような結果も理解できます

身近にそんな人がいないと、どのような状況の人が、どれぐらい貰っているのか想像がつきません

少しこの制度について調べてみて、感じたことを記事にしてみました

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生活保護制度の趣旨

生活保護制度は、日本国憲法と生活保護法がその根拠法となっています

日本国憲法第25条には「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定されています

また、生活保護法第1条には「日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長する」と規定されています

つまり、国民には最低限度の生活をする権利があり、国はそのために必要な保護をする義務があるということです

生活保護は当たり前の制度である言わんばかりですが、そこには物理的にも精神的にもハードルが存在します

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制度を受けるための適用要件

生活保護を受けるためには、世帯単位で、この制度を活用しないと最低限度の生活が維持できないことを示す必要があります

クリアしないといけない要件は4つです

① 資産の活用
預貯金や土地・建物・自動車などの資産を生活費に充当する

② 能力の活用
働くことができるなら働く

③ あらゆるものの活用
年金やその他手当などを生活費に充当する

④ 扶養義務者からの扶養
親族からの援助が可能な場合は援助を受ける

①〜④を行っても不足する場合に生活保護の制度が適用されます

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いくら貰えるのか

生活保護費として支給されるのは、厚生労働大臣が基準として定めた最低生活費から収入額を差し引いたものとなります

最低生活費を定める上では、保護の対象となる項目が明示されています

その中で、日常生活での必需品のほか、住宅・教育・医療など区分ごとに支給内容が決まっています

保護の種類と内容(生活保護制度ー厚生労働省Webサイト)

具体的な金額は、人によって住んでいる地域や家族構成が異なるので、一概には言えません

主なものは生活扶助住宅扶助となりますが、月額10〜20万円ぐらいだそうです

医療費は別で実費が支給されるので、負担はありません

制度の活用に向けて

生活保護を受けていて、贅沢はできませんが、ある一定の生活はできそうです

しかし、適用要件をもう一度見てみると、そんなに簡単にクリアできるものではありません

生活保護制度は最後のセーフティーネットとして用意されているものですから当然でしょう

活用する前に最大限の自助努力をしなさいということです

そして適用要件には記載されていませんが、もう一つハードルがあります

プライドが邪魔するかもしれません

生活保護なんて、という思いです

しかし、100%の努力をしてもダメな人はぜひ活用しましょう

そういう人のための権利であり制度ですから

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